白井球審といえば、「アーイ!」という声で有名ですよね。
2022年4月24日のロッテ×オリックス戦では、5回ロッテ・佐々木朗希投手の投げた外角ギリギリの直球がボール判定。
その白井球審の判定に佐々木投手が苦笑いをしたのをみて、白井球審が佐々木投手に詰め寄るシーンがありました。
これだけでTwitterでは話題になるほどで、白井球審は人気者?なんですかね。
プロ野球では選手の年俸などは注目を集めますが、では審判はいくらぐらい年収があるのでしょう。
また、審判のお仕事は収入に比べて、意外とキツイという現状もでてきましたので合わせてお話しさせていただきます。
- 白井球審(審判)の年収
- 審判員の年収
- 審判員の仕事はキツイ?
- 審判員のつらいところ

白井球審の年俸はいくら?
やめて!朗希の試合は世界が注目して見てるんだから!
— ともや (@TMY_marines02) April 24, 2022
白井球審は自分の醜態をあまり晒さない方がいいよ!w
はやく、NPBを卒業してくれw pic.twitter.com/gKaM4nGDrk
白井審判の年収は1200万円と言われています。
さて、この金額が高いのか安いのか。
金額だけ見ると、たくさんもらってるなーと思うかもしれません。
ですが、これからお話しする内容を読んでいただくことで考えがかわるかもしれませんよ。
プロ野球の審判の年収
プロ野球審判は単年契約の年俸制です。
出場試合数や判定の正確性などが査定され決定します。
1軍の審判になると
まずキャリアを積んで1軍の審判になると、平均年収は1000万円ぐらい。
それに加えて、
- 球審・・・34,000円
- 塁審・・・24,000円
- 控え・・・7,000円
がもらえるます。
2軍の審判では
2軍の審判では1軍とはだいぶ差があり、平均年収は400万円だそうです。
そして試合手当は一律2,000円とかなり少ないのがわかります。
なので、1軍の審判になれないと生活も厳しい状況になるようです。
当然、会社員ではないので、ボーナスや退職金もなく、定年は58歳ということでかなり厳しい条件だと思います。
「アーイ!」とは?
いま話題になっている白井球審はこちら↓https://t.co/VsdMxparkQ
— パト(´・ω・`) (@active_active_) April 24, 2022
この「アーイ!」という声はストライク!ですw
球審のストライクコールというのは、本来正面を向いて右手を挙げてコールするようになっています。
まだ、経験の浅い審判などはこれを叩き込まれるようです。
そして、だんだんキャリアを積んでくると、オリジナルのポーズを取り入れる審判も出てくるそうです。
決まりはあるようですが、見せる野球という考えならこれもいいかもしれませんね。
余談ですが、白井球審がストライクコールをするときの指が「K」になっているんです。
これは大好きなAKBの大島優子がチームKのメンバーだったことがきっかけらしいですw
また、白井審判が球審をすると、マスクをかぶっていても「アーイ!」の声だけで白井球審だとわかるのがおもしろいですね。
その声は3000Hzともいわれ、中継でも明確に聞き取れるほどに高く球場に響き渡りますよね。
その声の大きさから、「若手審判員の模範となっている」と言うことで、2018年度のNPBアワード審判員奨励賞に選出されています。
審判の仕事ってキツイ?

プロ野球の試合が円滑に進行するのも、資格のある審判がいるからです。
以前は6人制でしたが、現在は審判が球審1名、塁審3名の4人体制で試合のジャッジをしています。
審判員の仕事は次の通りです。
プレーのあらゆる判定
球審
- ピッチャーの投球にたいしてストライク、ボールの判定。
- ファウルチップのとき、ボールがバットに当たっているか判定。
- きわどいデッドボールの判定。
- ホームでのクロスプレーのセーフ、アウトの判定
塁審(1塁・2塁・3塁)
- ベース上でのセーフ・アウトの判定
- ラインにきわどい打球などの安打、ファウルの判定
- ホームランポールにきわどい打球のホームラン、ファウルの判定
原則として、審判の下した判定はくつがえりません。
なので審判員も、正確な判定が必要になってきます。
ですが、2018年にリクエスト制度が採用され、判定に納得のいかない場合、両チーム監督がビデオ判定を要求することができるようになりました。
そのため、審判員の判定がより正確性を求められるようになったんですね。
もしこのビデオ判定で審判の判定が覆ることになると、その審判の信用はガタ落ちになります。
試合中のボールの管理
- 試合中、ホームランやファウルなったときにボールを交換します。
- 投球中に土がボールについたり、バッテリーがボールの交換を要求したときなどに交換します。
ちなみに1試合に使うボールの数は100球以上も使うんです。
その交換は球審が行います。
選手交代を放送席に伝える
両チームで選手の交代の要請があれば、放送席へ伝える。
予備審判
試合中に審判員が倒れるといったようなアクシデントが過去にもありました。
そんなときのために、予備審判も試合進行の上で大切な役割となります。
キャンプなどでの球審
各チームは次のシーズンへ向けての秋季キャンプに入ります。
その、中盤ころからブルペンの投球練習に審判が入ります。
ピッチャーはストライクゾーンの確認、審判は目を慣らすために入ります。
ここまででは、まあこれが審判の仕事だから仕方ないと思うところです。
ですが、審判にもつらいところもあるみたいですよ。
審判のつらいところ
- 試合中トイレに行けない。行けるのは5回裏終了時のグラウンド整備のときだけ。
- 球審はずっと前かがみ、体制がつらい。
- 一度「誤審」をしてしまうと、野球ファン何万人からたたかれる。
- 「誤審」をすると、その動画が一気に拡散されてしまう。
- 年収1000万円でも、ボーナスも退職金もなく、定年は58歳、遠征費や用具費用も年収に含まれているため、サラリーマンの生涯収入と変わらない。
- 個人事業主なので自分で労災に入る必要がある。
- 150㎞/hのボールを判定している球審は常に危険な状態。
- リクエスト制度導入で、プレッシャーが半端なく襲い掛かる。
まとめ
今回は、白井審判の年収や審判の報酬形態、審判のお仕事などについてお話ししました。
- 白井球審(審判)の年収
- 審判員の年収
- 審判員の仕事はキツイ?
- 審判員のつらいところ
1軍の審判で1000万円という報酬ですが、高いか安いのか皆さんの考え方ですが、単年契約ということもあり契約解除なんてこともあり得るのかもしれません。
いろいろ考えると、キツイように感じますね。
審判員になるには、生活より審判を生涯やり続けたいというような強い気持ちと、バッシングにも耐えうる強いメンタルが必要になってきますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


