レアルマドリードフペニールAでプレーしている中井卓大選手が、見事な活躍をしています。
日本のメディアでは、中井卓大選手はあまりピックアップされていませんが、その実力はスペインでも将来の有望選手としても注目されている選手です。
今回は、その中井卓大選手について紹介したいと思います。
- スペイン国王杯での2試合連続の得点
- 中井卓大選手の経歴
- 世界での評価など
レアル中井卓大の鮮烈な決勝弾!
レアル・マドリーのフベニールA(U-19)所属の中井卓大選手が、4月16日に行われたスペイン国王杯の決勝で強烈なシュートを決めましたね。
これが決勝点となり、中井卓大選手の株がうなぎ上りに。
4月13日にも強烈な直接フリーキックを決めているので、特に注目を集める試合となり、中井選手も「次は決勝です。また、次の試合でもベストを尽くせるように頑張ります」と語り、その通りになりましたね。
決勝弾がこちら↓
WHAT A GOLAZOOOOOOOOO FROM TAKUHIRO NAKAI!!!
— Real Madrid Fabrica (@FabricaMadrid) April 16, 2022
Superb work from Bruno Iglesias too🔝.
JUVENIL A 2-1 ESPANYOL !!! pic.twitter.com/iqTZHVojYj
直接フリーキックがこちら↓
どちらのゴールも強烈で、キーパーも反応できていないですよ。
中井卓大選手はまだ若干18歳なんですよね。
この若さで、海外で活躍されているということは、ご家族の協力もあってのことだと思います。
いつから、海外でプレーしてきたのか見てみましょう。
レアル中井卓大の経歴
それでは中井選手のプロフィールや経歴を見ていきましょう。
プロフィール
名前 | 中井 卓大(なかい たくひろ) |
生年月日 | 2003年10月24日(18歳) |
出身地 | 滋賀県大津市 |
身長/体重 | 178㎝/67㎏ |
所属 | レアル・マドリード・フベニールA |
ポジション | MF |
身長が178㎝で背も高く、写真でもわかるように手足が長いです。
それでいて、体重は67㎏とは、かなり引き締まった動きやすい体を作っているように感じますね。
ポジションはMF(ミッドフィルダー)で、その中でもいくつかの役割がありますが、中井卓大選手はすべてをこなせるセンスを持っているそうです。
野球で例えると、ピッチャーもキャッチャーも守備も全部できるよ!という感じですね。
経歴
気になる経歴を見ていきましょう。
幼いころからサッカーセンスを発揮していた
中井卓大選手は幼いころからサッカーを始めていたようで、滋賀の地元少年サッカーチーム「アズー滋賀FC」に入り本格的にサッカーに打ち込むこととなります。
その時の映像がなかなかスゴイと話題です。
幼少にしてこのテクニックにはおどろきますね。
周りには、ぜったい渡さないとい子どもながらの強い意志なのでしょうか。
レアルマドリード・ファンデーションキャンプに参加
2012年、中井卓大選手が9歳の時に、レアルマドリード・ファンデーションキャンプに参加します。
これは、レアル・マドリードが世界各国で行っているジュニアキャンプです。
直接、レアルマドリードのファンデーションコーチが指導してくれるというもの。
ファンデーションコーチ:心の発達度・成熟度を見極め、それに応じた最適な手法で「目標達成」まで選手をサポートする役割を担っている。
これは、レアルマドリードが世界でのファン獲得を狙うものでもあり、世界各国から優秀な選手を獲得する狙いがあるようです。
このキャンプに参加した中井卓大選手は、持ち前のテクニックを存分に発揮。
それがコーチの目に留まり、現地スペイン・マドリードで行われるレアルマドリードのカンテラへの入団テストを受ける資格を得ることになります。
カンテラ合格
将来サッカーでプロで活躍したい少年たちにとっては、夢のようなもの。
しかし、それに参加できるのはほんの一部の選手だけなのがつらいところですが、中井卓大選手はそのサッカー少年にとっては夢の舞台で見事に合格!プロサッカー選手への第1歩を踏み出すこととなりました。
このテストには50人以上のサッカー少年が挑戦し、合格したのは中井卓大選手たった1人だということです。
その後、スペインに渡り努力を重ね、12歳の時にはレアルマドリードU-14に召集されます。
これは、飛び級の昇格です。
そのあともU-15カデーデBに昇格するなど、目まぐるしい成長と活躍を遂げています。
この、レアルマドリードの下部チームでは、年に1回選考会があり、実力の見合わない選手は退団させられるというとても厳しい環境で、中井卓大選手はその環境宇を乗り越えていると考えると、ずっと応援したくなりますよね。
U-15での活躍
2018年には、「バル・ド・マルヌU-16国際親善トーナメント2018」(開催地:フランス)で、世代別代表に招集されており、フランス代表との1戦の際に初めてスタメンで起用されました。
この時、中井卓大選手はカデーデA(U-16)に所属しています。
この試合で中井卓大選手は初の日本代表(U-15)に召集されますが、試合自体は開催国であるフランスに全体的に押され、2-1で敗れてしまい、中井卓大選手自身も思うようなプレーはできなかったようです。
その後、フベニールB(U-18)に昇格し、得点にも多く絡み、自身も華麗なミドルシュートを決めて話題になりました。
フベニールA(U-19)での活躍
フベニールAに昇格し、2022年2月13日には、ディビシオン・デ・オノール・フベニール・グループ5第20節アルコルコン戦で今季初となるシュートを見事に決めました。
そして、スペイン国王杯の準決勝、決勝では2試合連続となる鮮烈なゴールを決め、一気に注目の的になりました。
現在は、レアルマドリード・カスティージャ(Bチーム)のベンチにも3回入っていますので、これからの活躍に期待したいですね。
日本ではまだ、中井卓大選手のことを知らない人も多いと思います。
それは、単にメディアが取り上げていないからだと思います。
これから、中井卓大選手の活躍次第で、日本代表として世界でプレーする姿を見るのも、そう遅くはないかもしれませんね。
世界の評価
小学生のころから、スペインに渡り努力を続けてきた中井卓大選手。
世界ではどう受け止められているか見てみましょう。
将来のクラシコを担う若手選手10人

スペインの「アス」紙が「将来のクラシコを担う若手選手10人」を選出し、そのプレーをまとめたビデオを公開。
当時、レアル・マドリーの下部組織に所属していた、14歳の日本人MF中井卓大選手の名前とプレーも紹介されています。(現在はビデオはみれないようです)
スペインの中でも、中井卓大選手は、将来活躍するであろう前途有望な選手として認識されていたようです。
レアルの大空翼(キャプテン翼)
ペルーの大手サッカーメディア、EL BOCONがレアルマドリードカンテラチーム時代の中井卓大選手を、ピックアップしていました!
「Pipi(あだ名)と呼ばれる中井卓大という日本の少年が “nuevo Lionel Messi”(=新メッシ)として期待されている」
小さな体が繰り出す大きなプレー、テクニック、マルセロも中井卓大選手のテクニックに驚愕したエピソードも紹介され、「Oliver Atom del Real Madrid(レアルの大空翼)」「El Lionel Messi japonés(和製メッシ)」と呼ばれていることも紹介されています。
スペインでも「キャプテン翼」は人気で、中井卓大選手が大空翼に例えて親しんでいるようですね。
マルセロが驚愕した中井卓大選手のテクニック
↓
この動きに、マルセロも目を見開いて驚いていますね。
見ていてうれしい気持ちになってきますw
まとめ
今回は、中井卓大選手について紹介しましたがいかがでしたか?
幼いころからサッカーにのめり込み、天性の才能でここまで登ってきた中井卓大選手。
子ども時代にスペインに渡るということは、家族の支えがあったことは言うまでもありません。
レアルマドリード(1軍)でのプレーできるようになるには、まだまだ体も大きくしなければいけないようです。
これからの、成長を期待し、レアルマドリードでのプレーまた日本代表として活躍されることを祈っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
